10年後、不登校を受け入れる時代は終わっているかもしれません
最近は、「不登校でも大丈夫」という声が広まり、学び方の選択肢も増えてきました。オンライン学習、フリースクール、家庭学習…。昔に比べれば、不登校だからといって必要以上に深刻になる必要はなくなってきました。
これは、お子さんにとっても、お母さんにとっても、安心できる環境かもしれませんね。
でも、ここで少しだけ立ち止まって考えてみたいのです。
文部科学省のデータでも、不登校の児童・生徒数は年々増加しています。この数年の増加は、予想を超えるスピードで進んでいます。国も強い危機感を抱き始め、支援策の見直しや新たな制度づくりを進めています。
不登校が「選択肢の一つ」として尊重される一方で、「ずっとそのままでいい」とは言えない現実もあります。
実は、長期にわたる不登校には、「社会との接点が持てなくなる」「働くことが難しくなる」「孤立や貧困に陥る」といったリスクが潜んでいます。そうならないためにも、いずれは“誰かと関わる経験”を取り戻すことが大切だと、私たちは感じています。
10年後、もしかすると社会は「またみんなと共に学び、育つことの大切さ」に再び目を向けるかもしれません。
もちろん、今「学校に行けない」ことが悪いわけではありません。むしろ、それはお子さんが必死に自分を守ろうとしているサインであり、その姿にこそ私たちは寄り添っていくべきだと思います。
でも、だからこそ、私たちは「その先」も一緒に見つめていたいのです。
不登校の子どもたちが、無理なく、少しずつでも社会とつながっていけるように。未来に向けて、一歩を踏み出せるように。
私たち家庭教師ステップは、ただ“勉強を教える”だけではありません。一人ひとりのペースや思いに合わせながら、「社会との接点を作るサポート」を大切にしています。
今は立ち止まっていても大丈夫。でも、その場所が“終点”ではなく“通過点”になるように。
お母さんと一緒に、これからもお子さんの未来を支えていきたいと思っています。
カテゴリー: 不登校について
投稿日:2025年05月01日