【専門家が本音で語る】不登校・発達障害の子が『伸び悩む家庭』の4つの特
不登校や発達障害のお子さんの指導を長年続けていると、あるとき、お子さんがパッと輝き出す「変化の兆し」に出会うことがあります。「よし、ここからだ!」と私たち講師も手応えを感じる瞬間です。
しかし、残念ながら、その一歩手前で成長が止まってしまう、あるいは後戻りしてしまうケースも少なくありません。
毎日お子さんと向き合い、誰よりもその幸せを願っているお母さんだからこそ、無意識のうちに陥ってしまう「4つの落とし穴」があります。今日は、現場で感じたリアルな「伸び悩みの原因」についてお話しします。
1. 「理想の子ども」というフィルター
お母さんが「こうあってほしい」という理想の状態のときしかお子さんを受け入れられないと、親子関係に摩擦が生じます。
• 心の安定が成長の土台: 常に否定されたり、条件付きの愛(〇〇できたら褒める)を感じたりすると、お子さんの心は不安定になります。
• 発達のブレーキ: 安心できる居場所がない状態では、エネルギーが「自分を守ること」に使われてしまい、本来持っている成長の力が発揮されにくくなります。
2. 「心のケア」と「医療」の境界線
お子さんが精神的に深く傷ついている、あるいは病的な不安を抱えている場合、家庭教師ができるのは「心の伴走」までです。
• 専門機関との連携: 学習や自立のステップに進むには、まず心が健康である必要があります。医療のサポートが必要な場面でそれを避けてしまうと、回復に時間がかかり、お子さん自身も苦しい時間を長く過ごすことになってしまいます。
3. 「もっと、もっと」という高すぎるハードル
目標を持つことは素晴らしいですが、現在の本人の立ち位置と、理想とのギャップが大きすぎると、親子ともに苦しくなります。
• 成功体験の枯渇: たとえ合格を勝ち取っても「次は学年順位を上げなきゃ」と目標が逃げていくと、お子さんは「自分は一生ダメなんだ」と達成感を得られません。
• 今、できていること: 「100点」以外を認められない環境では、子どもの自己肯定感は育ちません。
4. ひとりで抱え込み、専門家の声を遠ざけてしまう
私たちは、これまで多くのお子さんと共に壁を乗り越えてきました。一人ひとりの特性を分析し、最適な戦略をご提案しています。
• 客観的な視点の重要性: 親御さんは誰よりもお子さんを愛していますが、近すぎるからこそ見えなくなることもあります。
• チームで支える: 自分のやり方に固執して殻に閉じこもってしまうと、せっかくの「好転するチャンス」を逃してしまうことがあります。専門家を「一緒に戦うパートナー」として頼ってください。
最後に
この記事を読んで、「私のことだ」と胸を痛めているお母さんへ。
あなたはこれまで、誰よりもお子さんの幸せを願い、孤軍奮闘してこられました。その努力は決して間違いではありません。ただ、不登校や発達障害という繊細な課題の前では、親御さん一人の力では「空回り」してしまう時期がどうしてもあるのです。
専門家の意見を取り入れることは、お母さんの子育てを否定することではありません。むしろ、お母さんがお母さんらしく笑っていられるための「近道」を見つける作業です。
せっかく見えてきた「いい兆し」を、本物の成長へ。私たちと一緒に、新しい一歩を踏み出してみませんか。
カテゴリー: 発達障がいについて
投稿日:2026年02月28日